絶対に間違いなことなんてそうそうない。


太ももに乳酸が溜まり過ぎている。
全速力で走ったあとのどうしようもない感じが続いている。終わりのないのが、終わり。
ヤクルトレディーになろうかな。



日本地図を見ると笑ってしまう。移動距離すごいことになってる。
いや、逆に日本小さ過ぎとも思う。
男鹿半島の先っぽで刺されて殺されるんじゃないかな?



だがその傲りは時速300㎞で打ち砕かれる…。
新幹線の窓からは無数の家々を認めることできる。
その一つ一つに家族が住んでて、何万人もの顔も名前も知らない人々が暮らしている。
田んぼ、家、川、信号、そして田んぼ、稲、森、森、森、林、潰れたラーメン屋、ガスト…。
それぞれに時間、面積、体積、数量、速さが存在。
途方の無さに悔しさが込み上げる。
人生は儚い、楽しもう!



2015年9月22日11時30分
僕は秋田駅に到着した。
悪い子なんて誰一人居なかった。


fin.