もしも土佐犬が野犬になったら。

朝起きて、メールをチェックする。


8388こと中学時代からの友人Kからメールあり。




「ちょっと今から徳島行くけど」




この男…さっぱり意味がわからない。
千葉から徳島へどうやって来るというんだ。
からかっているとしか思えない。
さあ気にせず今日もバンバン打ってくでえ!











なんか本当に来た。




「片道12時間かかった」




馬鹿なのか?阿呆なのか?
或いは…頭が悪いのか?





でも僕はこの時、本当に嬉しかった。
久々に友達に会えた…しかも千葉からはるばる高知まで来てくだすった…。
ありがたや。
満身創痍の自分にとっては、ありがたさが何万倍にも感じるのです。
さらに自転車を積んで途中まで乗っけていってくれるとのこと。
くそう…本当にありがとう…。




うどんを食って、28番から31番札所まで打っていく。


ちょくちょく水曜どうでしょうの真似事をやる。
あの、あれ本当はやっちゃいけないやつだからね!
魔物にとり憑かれるやつ!

でもやってみるとすごく楽しいやつ!




31番を終えて、桂浜を見に行く。
ああ、駐車料400円もとるのか。
それなりの見返りはあるんでしょうね、高知くん?







俺は見くびっていたよ。高知くん。
ここは来るべき場所だよ。
今まで見たどんな海岸よりも美しい。
来てよかった…車でなかったら素通りしていた。













今日は高知駅周辺のビジネスホテルで一泊。
近くのコンビニまで送ってもらい、友人Kとはここで別れる。

彼は別れ際、くまもんのストラップをくれた。





くまもんと彼のあだ名が一字違いなんだと言っていた。
だからなんだと、僕は本気で思った。



でも今日は本当に嬉しかった。
寝てないとのことだったので、何がなんでも無事故で帰ってください。





ホテルに荷物を置いて、海がきこえるのロケ地巡りをした。
高知城、帯屋町商店街、高校など。

本物の土佐弁を話している若者達を見て、僕は本当に嬉しくなった。